前回
【シュリンプ撮影法】 お気に入りの1匹をきれいに撮るには[エビを止める編]
でご紹介したやりかたで エビを止めてください
その上で エビをじっくり撮影します
一眼レフなら エビにピントを合わせて撮影すると思いますが
ほんとに狙った位置にピントが合っていると思いますか?
まずは2枚の写真を見比べてみます
※パソコンなら 写真をクリックして元サイズの写真も見てね
そして2枚目
※どちらも 絞り値:f/8 焦点距離100mm です
どちらもピントの位置は一緒に見えます
が
実は微妙(数ミリ)にピントの位置が違ってます
1枚目の拡大写真
こっちは 額角(がっかく)のトゲトゲにピントを合わせているので
トゲトゲがはっきり見えます
※額角は 目と目の間のツノの部分のことです
2枚目の拡大写真
こちらは ボディの第2腹節(だいにふくせつ)の表面にピントを合わせているので
表面の網目の様子がはっきり見えます
※お腹の白い殻の部分
ちなみに
白色の部分と赤色の部分は 色のでかた?見え方?構造?が違うようです白い部分は外皮(クチクラ)自体が白く見えるようで
赤い部分は内側の赤い色素が透けて見えてるっぽいです白色部分は繊維というか網目というか デコボコした様子が見られ
赤色部分はツルッとした感じで 全体に赤く 濃い赤の点々が見られます
オートフォーカスで撮影すると
エビのように小さい被写体だと マクロレンズで撮影しても
ピントの位置が微妙にずれたりします
狙い通りの位置にピントを合わせるには
「ライブビュー撮影+マニュアルフォーカス」
でピンの位置をmm単位でコントロールします
ライブビュー撮影とは
ファインダーではなく 背面液晶を見ながら撮影する方法です
ライブビュー撮影は エントリーモデルの一眼レフもできますが
さらに 拡大機能を使います
※機種によっては拡大機能がない場合があります
虫眼鏡ボタンを押すと 表示倍率が変わります
※[CANON EOS 7D MarkⅡ]では 1倍 5倍 10倍 の3パターン
そしてレンズの設定を
オートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り替えます
あとは
液晶モニターを見ながら 狙った箇所にピントを合わせて撮影します
この方法であれば ミリ単位でピントの位置を調整できます
以上!
大前提として エビが止まってくれないと撮影が難しいですので
【シュリンプ撮影法】 お気に入りの1匹をきれいに撮るには[エビを止める編]
で紹介した方法で エビの動きを止めておきましょう
でも まぁ
ブログやオークションに載せる写真なら
普通にファインダーを覗きながら撮影しています
「ライブビュー撮影+マニュアルフォーカス」は
オスの選別のときに重宝しますね
肉眼ではわかりにくい 細部の様子を確認できます
とはいえ
肉眼で見た時に感じる雰囲気や 動きの方を重要視してますが…
おまけ
水槽内を撮影するときは
ガラスに対して 上下左右 正対して構える必要があります
上下にずれたり
左右にずれたり
すると
ガラスの屈折の影響で 水槽内がブレて見えます
肉眼でも
斜めから水槽内をみると歪んでみえて
ちょっと気持ち悪くなるアレです
一眼レフだと 肉眼よりも顕著に影響が出るようです
正対して構えないと
どんなにいいレンズ・カメラを使っても
根本的にブレて見えるのできれいに撮れませんのでご注意を!